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中国茶について

中国茶の成分と効能

知れば知るほど、ますますお茶が飲みたくなる!
  • 中国茶の成分と効能

    茶葉

    中国茶は昔から薬としても飲用されてきました。
    特に健康のためにお茶は欠かせない薬の一つとして扱われてきました。
    お茶を構成するのは『旨み』『渋み』『苦み』の3つです。
    これらの味のもととなっているのは、旨みがアミノ酸、
    渋みがカテキン、苦みがカフェインです。

    【アミノ酸】
    中心をなしているのはテアニンとグルタミン酸ですが、
    なかでもテアニンが大きな効果を持っています。
    それがリラックス効果を生みます。お茶を飲むと
    自然に心が落ち着いてくるものですが、これがテアニンです。

    【カテキン】
    なんといっても、様々な生活習慣病の予防に力を発揮します。
    例えば、老化を防ぐ過酸化脂質の生成を抑えてコレストロールを減らす、ガン細胞の増殖を抑える、
    血圧や血糖値の上昇を防ぐ等々。さらに抗菌、抗ウィルスの働きも。カテキンがもたらす大きな効果といえるでしょう。

    【カフェイン】
    中枢神経を刺激して脳の働きを活性化させる力を持っています。カフェインの働きとしては他にも、疲労回復,強心作用、
    利尿作用等があります。“仕事で疲れたらお茶を飲む”というには理にかなった習慣といえますね。

    【他の成分】
    お茶にはビタミンA、C、E等が含まれています。ご存知の通り、ビタミンAは目の健康に、Cは白い素肌に、Eは動脈硬化の予防に効果があります。
    他にも皮膚病予防によいナイアシン、心臓や消化器系、神経系の働きを正常に保つビタミンB1、過酸化脂質を抑えるビタミンB2、
    貧血予防のための葉酸等が含まれています。

六つの中国茶

中国茶製造工程図
出典 : 品茶図鑑(中国友誼出版公司)
※画像はクリックで拡大します。
中国茶、日本茶、紅茶等お茶の種類はいろいろありますが、その原料となる葉は、実はどれも同じなのです。その木の名前は、
ツバキ科の永年常緑樹であるカメリア・シネンシスといい、中国の雲南省が原産地。紀元前にすでに飲まれていたという説もあります。
今や1000種類を超えるといわれる中国茶は、中国の歴史とともに歩み、育まれてきたといっても過言ではなさそうです。
その数がいくら1000種類を超えるといっても、それは生産される土地の違いや、お茶の木のプロフィールの違いと
『水色(お茶を抽出した水の色)』によって、六大茶(緑茶、白茶、黄茶、青茶、黒茶、紅茶)に分類することができます。
簡単にいうと、発酵度が低いものは香りがさわやかで渋みも少なく、発酵度が進むにつれ、茶葉の色も水色も禍色に近くなり、
香りや味も濃厚になって際立ってくるというわけです。

中国茶を召し上がれ

  • 安渓鉄観音(青茶)

    有数な高級な烏龍茶の一つです。烏龍茶ポリフェノールやカテキンを豊富に含まれているため、“脂肪を落としてくれるお茶”として
    ブームを巻き起こし、中国では清香形と表現されるこのお茶は、食後午後のティータイムに何杯でも飲めるのと、
    味や香りが親しみやすいのが魅力の一つです。
    中世脂肪が気になる方、香りのリラックスを求めたい方、また冷え性の方におすすめです。

  • 鳳凰単叢蜜蘭香(青茶)

    鳳凰は産地である山の名前、単叢は異なる品種の茶葉と一切ブレンドせず、
    さらに一本の木から採取した葉だけで作られているという意味です。同じ鳳凰単叢でも味と香りが異なっています。
    大きく育った茶樹から作られるこのお茶は、味わいも香りも他の地域では作り出せないほど個性豊かです。
    四季それぞれに一芯二葉で摘まれ、蜜のような香り、草原の香り等様々に表現されます。
    お茶の種類も豊富で、香りによるリラクゼーション効果、リラックスしたいときの気分転換、仕事の集中力を高めたいときのストレス解消に最適です。

  • 雲南生プーアル茶(黒茶)

    『脂肪を洗い流す効果がある』といわれ、ダイエットのよきパートナーとなってくれるのがこの黒茶。
    ただ独特のクセがあるため、熟したプーアル茶がちょっと苦手という人には、生プーアル茶がおすすめです。

  • 白沙渓天茯茶(黒茶)

    このお茶には体が必要とするビタミンやアミノ酸、微量な種々の元素等の栄養素を豊富に含んでいます。
    特にカテキン、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、18種類のアミノ酸、食物繊維が多く含まれています。
    長時間かけてじっくり発酵を重ねているため、発酵度が高く、体への刺激性がほとんどなく、
    お子様からお年寄りまでどなたにもおすすめできるお茶です。

中国茶の美味しい入れ方

緑茶 白茶 黄茶 青茶 紅茶 黒茶 花茶
発酵度 無発酵 微発酵 軽後発酵 弱←半発酵→強 全発酵 後発酵 無発酵
主な種類
茶葉の分量
(器に対して)
西湖龍井
10分の1
白毫銀針
5分の1
君山銀針
5分の1
鉄観音
鳳凰単叢
10分の1
正山小種
10分の1
プーアル茶
10分の1
茉莉花茶
10分の1
お湯の温度 70~80 70~80 70~80 95~100 95~100 95~100 70~80
※表の数値はあくまで目安です。この表にとらわれることなく、自分の好みを見つけて楽しんでください。
  抽出時間は1煎ごとに伸ばしていきます。最低五煎は美味しくいただけます。